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我が踏むは時の闇か
言葉を書き記す事はその瞬間においてのみ価値があるのではなく
3次元では無く2次元であればこそ
時が経ってから心の器に満ちていく機会が得られるというものだ

詩歌と言うものの形式やスタイル
更に言うなれば生き方
芯を機軸とし響く声を糧とし
それは色とりどりの四季の様に移り行くものだろう
ただ真に響く声を発する者に出会う事は皆無に等しいのも事実なのだ
多くの助言は心を迷わすだけだ
それが善意の基の言葉であろうとも
それを選択肢の1つとして道を歩む事がきっと最善なんだろう

常に胸に秘めたる言葉は道半ば
自らを信じたら自信というモノになり
それを周りが認めなければ過信というモノになるのだろう
可能ならば自信か過信か確かめてみたいのが人の常
痛みを伴う結果であれ穢れ無き赤子ではないのだから
心に風穴が空くとは「まさかな」と呟いた日に
脳漿から消えた生きる事の意味


門前で遊ぶ子供たちを見下す程愚かではない
羨ましくもあり眩しくもあるのが率直な感想だ
ただ彼らの会話まで聞こうとは思わない
それとこれとは別なのだ

私は誰がどう言おうがそれは仕方のない事だ
ただ私を何と言おうが
逆に言えば相手の名が私の記憶には残る事はない
風が吹いて流れて消えていく言葉
流れて消えていく人
その全てを記憶する余裕は僕にはない

静けさの中 見つけたのなら
追うがいいだろう 脳内に迷う
風に誘われて 華麗な野花へ
辿り着いても 青い月へと
行きたくなるのは 日々は歌うのさ
答えの次に問いがあり オマエの好きに追うがいい

永遠なんだよ
嗚呼、また振り出しだ ってさ
# by siko_yugi | 2004-12-20 21:47 |
旅する者の条件
何が為に流離うのか
帰る国があるから旅が出来る
居場所があればこそ出来るんだよ、分かるかい?
放浪者と乞食の区別は俺には難解だな
目的があればこそ違いもあるのだろうが
その目的とやらがあったにせよ
あるのかい、理想郷ってのは
あれば流離わず最短で俺はそこに行くさ
辿り着けば理想郷は理想郷じゃなくなるんだがな


帰る場が無ければ旅なんてないんだ


光の裏側には闇があり 
聞くのはたまに見る夢や希望も幻想で騙し騙されてるって話ばかり
残酷なまでに現実は戦慄の連続 天遠く感じ俺はペンを置く
絆はいつか壊れ残るのは傷だって気付いているのに求めてしまう
幸福の死角はもう何年も前に見抜いている
どちらも受け止め修繕する壁面
この瞬間俺がどうするべきで、なんて分かってるさ
進化してたつもりが
階段を一歩一歩確実に登ってたつもりだったが
実はその場で自らを何処まで高めるか
その先でやっと眺める絵図が明確になると気付いた
登ったつもりが実は逃げてたのさ
卑下ではなく事実だ
だからこそ言うが宝物は流離えども見るかるはずもない
其処にあったのにお前は気付かずに又何処かにあるんじゃないかと
探してしまうんだな
どんどん無くしていくんだ、その繰り返しで


「今の会社より次の会社だ。キャリアアップだ。」
「今の彼氏もいいけど、この前会った人は運命を感じるの。」
「今のままじゃ駄目だと思うから留学するよ。」
「今の髪型似合ってなくない?明日、美容院に行ってくる。」
「今の世の中やってられないよ。」
「今の俺は駄目だ。子供の頃に戻りたい。人生やり直したい。」

そう
今の否定 過去や未来への憧れ
全て現実逃避さ
今を その場所で根を張って生き抜いてる奴にしか明日は来ないのさ
気紛れで流離って何を掴んだって言うんだ
お前の笑顔は光っていない
曇ってるから流離うんだ


貴方の旅は旅じゃない ただの逃亡だ
# by siko_yugi | 2004-11-29 07:51 |
壁の先にある光景
こんな事を考えた

余裕っていう金なのか幸せなのか分からないがそういうモノがあったなら、人は地獄に追い落とされた過去があってもそれを経験や想い出って言葉にするんだろうなってな。

「あの頃はこんなに辛い事があったんです。だから今の僕があるんです。」なんて言うんだろうってさ。

例えば1000万騙し取られた後に3億稼げば、それは想い出や経験って名前に変わる。1000万騙し取られた為に首を吊る事になればそれは永久の地獄さ、想い出でも経験でもないんだ。恨みとかそういう名前になり、それが心の全てを支配するだろう。
やがてそれと同化するんだろうよ。

それが壁って魔物だ

食うか、食われるか

乗り越えれば景色は暖かい
乗り越えなければ灰色の壁に押しつぶされ闇を彷徨う

憑依するカルマ 微妙に狂う数が
夢消え去りて流れ 憂いて足掻いて眺め
終焉に相応しい光景 修正し再び未曾有へ
壊れた硝子細工踏む お前は浅く掻い潜る
捨ててしまえばいいのに 夢で見た絵が染みとおり
また追うか夢って奴を 探そう集めて明日も

壁が崩れ落ちつつある
否、俺が山を登ってるのか

悪くない眺めだ

小石に躓き挫折を経験した気になってるようじゃ
見えない景色さ

さあ登る前に一度
苦悩っていう相棒と語らってみなよ

壁が見えるのはそれからだ

俺と酒を呑めるのはその壁を乗り越えた後だ
# by siko_yugi | 2004-11-29 07:50 |
LOST
男は過去に生きる生き物で女は今を生きる生き物

どこかで聞いた言葉が頭に浮かぶ
暗くなる必要はない きっと笑い思い出に出来る日が来るだろうから


だけど何故 

俺って奴は

無くしたモノが一番大事だって

いつも

無くしてから気がつくんだろう


何故

大切なものほど

失って大切なモノだと

俺は気付くのだろう
# by siko_yugi | 2004-11-29 07:48
暗闇の先
日常と云う日々の意味など神が弄ぶビリヤードの様だ

昨日も誰かが闇に落とされたらしい 
死のうとして死んだのか
生きようとしてリビドーに狂わされ堕ちたのか
さあ、其処までは知らないけれど
「俺はまだまだ終わらないさ」と舌先で連呼

今見える光景
 
日常の中の非日常 平凡の中の狂気 SHOWみたいに表裏一体だ

智と武を兼ね備えた将の様であれば魅力的ですが、そんな人には最近会いませんね。死にたいと言いながら生への執着が人一倍な精神病患者や抗鬱剤が手放せない精神科医。
歩くにも不自由だと嘆く身体障害者が踊り狂う様な摩訶不思議な理不尽な世界。そんな世界が僕には見える。
その光景が意外に心地よい自分もいるのですがね。

今後、ゴッホにならない保証はないが
現状の延長線上で考えれば僕はまだ正常に生きている方だろう
どうだろう?
やはり狂っているかい?
100年の後に名を残す才も無いのにあんなに病んだりすれば
それを不幸と呼ばずに何と呼ぶのだろうか
だから否定しておこう
僕は狂ってはいない、と
確かに僕は世の深みに嵌まるまでは無邪気だったさ
それが言葉にすら出来ぬ底なし沼でないのなら
また空を飛べるだろう
無くした羽は汚れた金では買えないだろうが
それでも僕は想う
また空を飛べるだろうって

それが
雲を掴みたいからか
人や街の喧騒や社会や世界や大地で行われる日常を見下したいからか
何故か分からないけれど
また空を飛べるだろうって

旅の先は神と会い
散った夢なんていう壊れた玩具を達観出来る様な
もしくは
また新しい玩具で遊べる様な
そんな
景色だよ
きっと死にそうな心臓が頻度良く呼吸を再び始めるんだろうよ

あんな事の後に訪れた暗夜航路 先に渡したのは患者のノートさ

今日まで俺が書き記してきた言葉が
俺の全てなら俺って奴は
人間の可能性をあまりに馬鹿にしている
# by siko_yugi | 2004-11-21 22:08 |