旅する者の条件
何が為に流離うのか
帰る国があるから旅が出来る
居場所があればこそ出来るんだよ、分かるかい?
放浪者と乞食の区別は俺には難解だな
目的があればこそ違いもあるのだろうが
その目的とやらがあったにせよ
あるのかい、理想郷ってのは
あれば流離わず最短で俺はそこに行くさ
辿り着けば理想郷は理想郷じゃなくなるんだがな


帰る場が無ければ旅なんてないんだ


光の裏側には闇があり 
聞くのはたまに見る夢や希望も幻想で騙し騙されてるって話ばかり
残酷なまでに現実は戦慄の連続 天遠く感じ俺はペンを置く
絆はいつか壊れ残るのは傷だって気付いているのに求めてしまう
幸福の死角はもう何年も前に見抜いている
どちらも受け止め修繕する壁面
この瞬間俺がどうするべきで、なんて分かってるさ
進化してたつもりが
階段を一歩一歩確実に登ってたつもりだったが
実はその場で自らを何処まで高めるか
その先でやっと眺める絵図が明確になると気付いた
登ったつもりが実は逃げてたのさ
卑下ではなく事実だ
だからこそ言うが宝物は流離えども見るかるはずもない
其処にあったのにお前は気付かずに又何処かにあるんじゃないかと
探してしまうんだな
どんどん無くしていくんだ、その繰り返しで


「今の会社より次の会社だ。キャリアアップだ。」
「今の彼氏もいいけど、この前会った人は運命を感じるの。」
「今のままじゃ駄目だと思うから留学するよ。」
「今の髪型似合ってなくない?明日、美容院に行ってくる。」
「今の世の中やってられないよ。」
「今の俺は駄目だ。子供の頃に戻りたい。人生やり直したい。」

そう
今の否定 過去や未来への憧れ
全て現実逃避さ
今を その場所で根を張って生き抜いてる奴にしか明日は来ないのさ
気紛れで流離って何を掴んだって言うんだ
お前の笑顔は光っていない
曇ってるから流離うんだ


貴方の旅は旅じゃない ただの逃亡だ
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by siko_yugi | 2004-11-29 07:51 |
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