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「生きていることは
  よく聞こえないものを聞くことだ
   よく見えないものを見ることだ
    よく食べられないものを食うことだ
     最大なエックスに向って走るだけだ
        西脇順三郎 『西脇順三郎詩集』 」

泥沼の中で足掻き野次馬は遠巻きに俺を見下し含み笑い
幸福感無き動物が今日も普通だと喘ぎ普通に悲しみ
短絡的優越感は瞬にして消えるのに追い求め目はもっと遠い方へ
平凡が案外いいかもね、なんて気付かない 光は底に追うて

見下せば
 照らし出す 眩しくて 見たくもない光景 悲しくて 悲惨な現実
見上げれば
 照らし出す 眩しくて 辿り着きたい場所 悲しくて 壊れた硝子細工

倦怠感も限界が夜空が星を絵の具に描いた社会からのリタイアした被害者
痛んだ心を癒す月が奏でるバラード聞き消えない記憶を消して期待した
人生なんていうゴールも見えないマラソンをダッシュして躓いた僕
怖さも知らずにカケッコしてた理想との競争が恐怖の経験値のみ残す

倒れたなら立てばいいだろう
 そんな日もあるだろう そんな時もあるだろう
  追い抜かれたら追いつけばいいだろう
   そんなお前もいるだろう そんなお前もいるだろう
    追いつけば追い抜けばいいだろう
     そんなお前がお前だろう そんなお前がお前だろう

疲れたら他人を見下し暇があれば他人を羨み鏡を見て我は嘆く愚の骨頂
高尚な夢と妄想は表裏一体「勝利したい」「何に?誰に?」混沌してた脳味噌
負の申し子が後ろから近づいて耳元で呟いた「諦めな」ってね
掃き溜めで温めた脱獄計画「抜け出したい」「抜け出せない」<幻影>

地位 名誉 栄光 欲望 女 金 時間 親友 家庭・・・
 全てが満ち足りないから僕は逃げるんだ
  1つでもあれば幸せなのかもね、きっとそうなのにね
   全てが満ち足りないから僕は闘うんだ
    1つでもあれば幸せなのかもね、きっとそうなのにね
     全てが欲しいんだ 全てが無いと駄目なんだ
      全てがあれば幸せなのかな きっとそうでもないんだろうね

沈んでは浮いて移り変わる魂の行方 今はだた透明な涙を拭くね

「今日で終わらせるか」なんて溜息混じりに呟いた
煙草なんていう悲しみを口に挿して火を着けた苦痛のライター

眠るか 永遠に 生きるか 最後まで 
                 結論は 明日出せばいいか
      
長いんだよ、マラソン
           俺はまだきっと、赤子  
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by siko_yugi | 2004-09-08 16:24 |
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