硝子の破片を僕は掴み剥がす答えの裏側を知ったから
両手は鮮血に染まり旋律奏でる脳の裏で 止まらぬ偏頭痛 何かを念じ握りつぶした 手相も 指紋も 道筋も ギザギザ 渦に道筋に 穴が空いて そこに出来た湖 僕は運命を変えてやったんだ 足掻く事は無意味だと現実って奴は俺をせせら笑う 傷ついて傷ついて 痛みは快感に変わる事もなく 常に苦痛と同居しながら今更な事は考えず前のめりに崩れ落ちた 若さが眩しいのに成熟した大人にもなれない僕の魂の行方 風が吹く背中を見せず機先を制し損ねた僕は そっとライターを取り出し全て燃やした ラークマイルドが人生が甘くない事を教えてくれる 全て灰になり路上に落ちて藻屑と化した あの頃の僕の夢 確かめる為に味わえる日々の意味を未知の染みを だから僕は 朝 起きればソレを吸うんだ 夜 眠る前にソレを吸うんだ 数分間の確認作業は悪人だろうが善人だろうが与えられた権利だから 何かを傷つけなければ叶え夢であろうと叶えたいと そう思ってしまう僕を戒めたまえ 日増しに僕は正気なのか 狂ってしまっているのか 判断がつきかねます 大人になる事とは悟る事でしょうか 自分も愛せないのに他人を愛してもいいのでしょうか 人を踏み台にしても金塊を掴みたい僕は罪人でしょうか 答えは全て自然が、日々が教えてくれる気がします しかし尖った時計の針が僕の喉元を掠めるのです どんな哲学も宗教も生きる意味なんて教えてくれません 教えてくれたのはあの子の笑顔でした でも、あの子はもういません 流れ星の様に消えて僕から消えていきました 夜空を見上げ 今日も座り込んで 煙草を吸って考えています あの子の事を? いえ、僕のこれからの事です 星屑となって消えた灰になった思い出なんて 考えれば考える程、僕は正気じゃなくなりますから
by siko_yugi
| 2004-08-29 10:29
| 詩
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